AIDMAの法則ってマーケティングなどで使う購買行動プロセスのことでしょ?
AIDMAの法則ってもう古いんじゃないの?
AIDMA(アイドマ)の法則とは、マーケティング用語の超基本のフレームワークです。
消費者が商品の認知から購買にいたるまでの心理的プロセスをモデル化したもので、主にマスメディア広告を作る際に参考にしたい消費者行動モデルとなります。
しかし、近年ではデジタルマーケティングの影響で消費者の購買行動の変化からAISAS(アイサス)モデルなどの出現によって、購買モデルの多様化が進み古いモデルの位置づけとされています。
本来はマーケティングのフレームワークとして使われることが多い「AIDMA(アイドマ)の法則」ですが、実はプレゼンの構成術としても活用できるので、今回はそちらをご紹介します。
プレゼン構成術としてのAIDMA(アイドマ)法とは
の頭文字をとった、論理的にスムーズに話の流れを作ることができる構成モデルです。
最初にスッキリ、カンタンに「注目」を引付けてから、「関心」してもらうためにロジカルなストーリーを説明し、その補足として「いいね!」と思ってもらうよう具体的な例などでイメージを膨らまして「欲望」を刺激し、まとめとしてポイントを整理して「記憶」してもらう。
さらに、「行動」に移してもらうような仕掛けを促します。
AIDMA(アイドマ)法の詳細
Attention(注意)
商品/サービスを知ってもらう前に、まずは話を聞いてもらう状況を作る為に、注目を集める仕掛けを用意します。
Interest(興味)
商品/サービスの興味を持ってもらうために、特徴や機能など関心を引くような情報を伝えます。
Desire(欲望)
ニーズを喚起するために、具体例やデータなどで補足します。
Memory(記憶)
相手の記憶に残るように、提案内容のおさらいを行います。
Action(行動)
取引成立(導入)に向けての行動を促すため、見積り、導入スケジュール、納期などを示します。
さらに、最後の背中押しの仕掛けとしてお得情報などを盛り込むと効果的と考えます。
AIDMA(アイドマ)法を使ったプレゼンサンプル
実際にAIDMAを用いて、プレゼンや提案の内容を考えた場合のサンプルを掲載してみました。
よければ参考にしてみてください。
ダイエット機材のサンプル
Attention(注意):
今の体重のままで大丈夫ですか?
冒頭に、質問を投げかけることによって、相手の注意を引き込む。
Interest(興味):
効果的に痩せるトレーニングマシンがあります。
質問の答えと、サービスのポイントを言語化して整理。
Desire(欲望):
なんと100人中85人が2週間で2㎏体重が減っています!
具体的な事実として利用ユーザーの前後比較を表現。
Memory(記憶):
また、海外セレブにも人気で、あの有名女優も使っています!
話題性をアピールしてユーザーの記憶に残してもらう。
Action(行動):
さらに特典があります。
・今なら半額!
・送料無料!!
背中押の購入特典として、買ったらお得を訴求。
まとめ
「AIDMAの法則」とは
- マーケティング用語の超基本のフレームワーク
- 消費者が商品の認知から購買にいたるまでの心理的プロセスをモデル化したもの
- 主にマスメディア広告を作る際に参考にしたい消費者行動モデル
- 実はプレゼンの構成術としても活用できる
プレゼン構成術としてのAIDMA(アイドマ)法とは
Attention(注意):注目してもらう
Interest(興味):関心を持ってもらう
Desire(欲望):いいね!と思ってもらう
Memory(記憶):記憶してもらう
Action(行動):行動してもらう